梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

チェーンブロック三脚は三脚とチェーンブロックを分けることで、設置し易く大きな力を得ることが出来る吊り上げ装置です。

チェーンブロック三脚の使い方
 チェーンブロック三脚の三脚部分は材質により差がありますが、一般的な単管パイプを使用したものでも一人作業で設置できる程度の重量です。
 また、三脚の特性により狭い所や凹凸がある所など様々な場所に簡単に設置することが出来ます。簡単かつ軽量ながらも正しく設置することでその耐荷重は大きく、チェーンブロックを組み合わせることで非常に大きな力を加えることが出来る吊り上げ装置となります。

木の根を自分で抜くには大きな力を加える道具が必要です。チェーンブロックがあると良いですが、無ければ油圧ジャッキでも代用できます。

チェーンブックによる抜根作業
 木を伐採した後に残る切株は、長期に残るために景観を損ね何かと邪魔となります。また、枯れた後に材質腐朽菌や虫の温床になるなど百害あって一利無しです。しかし、根を抜く抜根作業では非常に大きな力が必要となるため、チェーンブロックでの吊り上げ。または、油圧ジャッキによる押し上げなどの道具が必要となります。

切った木の根っこを枯らす方法として除草剤を使用すると切り株から新芽が生える根でも枯らせことができます。


 木の伐採を行っても樹種によっては生命力が非常に強く、切り株から新芽が生えることで完全に枯れないことがあります。
 切り株は完全に枯れないと根が朽ちることがなく、切り株の除去を行うことは容易ではありません。
 このような樹種の根を枯らせるためには、除草剤の原液をしっかりと吸収させることで根を完全に枯らせることが出来ます。

単管パイプ三脚によるチェーンブロックの吊り装置を紹介しました。


 アンカーの引抜や伐根作業を行うことから、単管パイプと三脚ヘッドを使用した三脚にチェーンブロックを取り付けた吊り装置の紹介を行いました。
 単管パイプによる三脚の最大のポイントは、作る三脚の大きさ。重さの選択です。
 小さければ作業し難く、大きければ運搬や設置作業が大変となるため注意が必要です。

不要となった杉の防風林の伐採。切り倒すだけなら直ぐですが片付けがとても大変です。


 果樹園を覆う杉の防風林内、不要なった杉の木の伐採作業を行いました。
 杉の樹齢は約30年。樹高は何度も先端を切り調整していることから約10メートルですが、幹は樹齢に応じた太く、太い物は切断部で直径が40cm程の大木です。
 大木とは言え切り倒するだけなら1本あたり数十分の作業です。しかし、切り倒した後の片付けでは、枝も大きく重いため重労働。1本片付けるだけでも大事となりました。