梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

果樹のわき芽が多い場合の処理

わきめ多い(写真:梨主枝のわき芽)
先日、わき芽の芽かき作業の時期であることを紹介しました。

ふと芽かき作業をしていたとき、ツクツクとわき芽が出ている果樹をみて、もしかすると困っているの方がいるのではないか?

と思い記事にしてみることにしました。
 長年育てた果樹の場合、過去に剪定作業等で切り落とした大きな枝の跡からわき芽が際限なく発生することがあります。

 芽かき作業をしてもきりが無く、芽かきを見落とすとすぐ枝が伸びるために益々枝の跡が酷くなっていきます。

 これは、枝跡の瘤によって樹勢の流れが滞っていることが原因である場合があります。

 思い切って瘤を丸ごと除去することが、わき芽多発の改善につながります。

 長年かけて大きくなった瘤は、節だらけで非常に硬くなっています。

 のこぎりで除去するのは大変です。

 もし使い慣れていればチェンソーで思い切って除去しましょう。

 傷口の見た目が大きくなりますが、大きく改善するかもしれません。

※チェンソーを目線の高さで使用することは危険です。作業の時は、保護具の使用。安定した足場の確保。
十分な集中力があるときに、細心の注意をもって使用しましょう。

チェンソーの使用




(写真:チェンソーによるコブの切除)




参考:果樹の栽培方法(梨の育て方)>梨の剪定3
https://www.kajyu.org/saibai-nasi-sentei3.html

元記事:果樹の芽かきの時期ですね
http://kajyub.net/Entry/282/