ひこばえ剪定を定期的に実施し不必要に大きく成る前の除去することが大切です。
ひこばえが大きく成り過ぎると、剪定をしたあと(断面)にコブが残ります。
コブが出来るとひこばえが生えやすい木となりますので、可能であれば早期の剪定が望ましいです。
5月・6月は果樹の成長に伴い枝が良く伸びます。
根元部分から生えるひこばえも良く伸びることから定期的な剪定を行います。
写真は、かなり大きく育った梨のひこばえです。
この程度の大きさであれば、剪定ばさみでひこばえの根本からきれいに除去できます。
(写真:ひこばえの剪定)
しかし、これ以上大きく育つと枝が太くなるため、
根本の幹の部分にそって綺麗に(コブを残さないよう)に除去することが難しくなります。
一度コブが形成されると毎年のようにひこばえが生える木となるため注意が必要です。
摘果・袋掛け等の作業の合間等に見かけた時は、早期の剪定を心がけましょう。
なお、断面が大きくなると材質腐朽菌の感染口ともなるリスクが高まるので注意が必要です。
ひこばえより材質腐朽菌の方がかなり厄介です。
材質腐朽菌とは、サルノコシカケ等の幹から生えるキノコです。
内部から樹木を腐敗させます。
ひこばえについては、
果樹栽培ナビトップ > 果樹の栽培方法(梨の育て方) > ひこばえ(蘖)
https://www.kajyu.org/saibai-nasi-hikobae.html
果樹栽培ナビ>果樹の栽培方法>果樹の茸除去
https://www.kajyu.org/saibai-nasi-kinoko.html