ユニバーサルジョイントとは、大きな動力を伝達する際に異なる角度に変換するベアリング構造の自在継手です。
車をはじめ農業機械を含む車両のプロペラシャフトの継手として使用されています。
グリスニップルによるグリスアップ等が不要なものもあります。
トラクター等の農業機械では、
現在でもグリスニップルにより、
定期的にグリスアップが必要なものを使用している場合が多いです。
通常のベアリングの内部が球体であるのに対して、
円筒状(棒状)のベアリングが入っています。
このベアリング摩耗及び錆の発生等を抑制するため、
定期的(年1回)グリスガンでグリスを注入します。
農業機械、車を問わず基本構造は同じですが、
ジョイント部の回転速度、
速度による発生する温度、
使用環境による耐水性能などから、
求めるグリス性能が異なります。
農業機械においては、
汎用のリチウムグリスの使用が主ですが、
常に水を使用するスピードスプレイヤーについては、
メーカー推奨によりシャーシグリスを用います。
正直なところ、
素人が行うメンテナンスの範囲であれば、
リチウムグリスでもシャーシグリスでも低速でしか動かない農業機械であれば、
あまり大差ないというのが本音です。
但し、
何れにしてもグリス切れはだけは絶対に起こしてはならず、
修理にでは多額の費用がかかることを知っておいた方が良いです。
作成したページ:
農業機械メンテナンスナビ > スピードスプレイヤーのメンテナンス方法