梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

苦土石灰で土壌中和を行いました。増税前に肥料も使用したいため急ピッチでの作業です。


果樹園の石灰肥料は、

毎年春先の最初の肥料として使用し

消石灰又は、苦土石灰を中心に使用しています。

しかし、ここ数年はコストパフォーマンスにまけ、

安価な苦土石灰で定着しつつあります。



石灰による土壌中和には、

作物毎に最適なpH値が異なります。

幸いにも梨の栽培では、

それほどpH値に過敏になる必要はありませんが、

これを怠ると樹勢に大きな影響が出るため、

毎年必ず行う重要な作業です。


当園では苦土石灰ですが、

苦土石灰より高価な消石灰を用いると、

使用量が減ることで作業を軽減させることができます。

しかし、

効果は金額差ほどあるわけではありません。

苦土石灰で量を使用した方が、

同じ価格で大きな効果を期待することが出来ます。

また、

その含有する成分が異なり、必ずしも高価な消石灰が良い。

というわけではないということも重要です。


参考に果樹の好適pH

 ・ 梨  5.5~6.5

 ・ ブルーベリー 5.5~6.0
   酸性を好むとされる

 ・ぶどう    6.5~7.0
   中性土壌を好むとされる


果樹の石灰に関すること詳しくは、
果樹栽培ナビ > 果樹の栽培方法(梨の育て方)
 > 土壌改良1(石灰の使用)
 https://www.kajyu.org/saibai-nasi-dojyou1.html


園芸の石灰に関すること詳しくは、
園芸栽培ナビ > 園芸の栽培方法(準備編)

 > 園芸の土作り
https://engei.kajyu.org/jyunbi-tuti.html