梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

新品のチェンソーを慣らし運転をせずに酷使してしまった・・・やはり慣らしはあった方が良いですね。


 先日購入したハスクバーナーのチェンソー。

 本格作業に入る前に慣らし運転をする予定でしたが、

 天候の悪化のため最初からフル稼働する破目となりました。

 昨今の精巧な機械では、

 慣らし運転が無くても製品に問題はないそうですが、

 使う側に慣らしが必要でした・・・


昨今の機械では、

 昔と比べて精度が高く、

 慣らし運転は不用という考えがあります。

 とは言え、

 私の性格では通常慣らし運転を行う性分です。


 しかし、

 今回からの新品チェンソーデビューの作業日、

 天候が予定より悪化し、下り坂。

 伐採済みの木で枝払い等で十分な慣らし運転をし、

 その後、伐採作業をする予定が、

 伐採作業が優先されたため、

 最初から新品のチェンソーで伐採作業で使用することとなりました。


 伐採開始から2本目。

 チェンソーの切り込み回数で数えて4回目から

 チェンソーの35cmガイドバーの長さを超える巨木。

 否応なしにフルスロットルでの作業となりました。


 慣らし運転のない状態ながら、

 エンジンの吹け上がりも良く、

 機械的には何の問題もありませんでした。


 しかし、

 新品のソーチェン(刃)が馴染んでいないため、

 新品特有の伸びにより、

 1本の伐採作業でチェーンが伸びてかなり弛んでしましいました。


 また、

 使用者が使い慣れていないため、

 受け口等の切り込みイメージと実際の刃の入りに大きなズレが発生しました。

 伐採作業での切り込みは、

 その位置。深さ。角度。

 どれもが事故防止に重要な要素です。

 危険が大きい作業では、

 機械的な慣れ以上に、

 自身の使用慣れが重要であると感じました。


 改めて慣らし運転はやはり必要ですね。


 新品チェンソーの組立等については、

 農業機械メンテナンスナビ > チェンソーのメンテナンス方法

  > チェンソーの組立方法