秋季防除に関する役立つ資料の紹介を纏めました。
越冬菌対策となるナシの秋季防除も終盤となりました。
今回は、秋季防除に関する各種資料の紹介を纏めてみました。
効果が現れるのが翌年の春先であるため、
どの程度効果があったのか専門農家でも判断しにくい防除です。
実施時期、品種間の落葉時期の差、実施回数、使用薬剤 などの効果について、
研究資料があったことから、纏めて見ました。
薬剤については、
用いる薬剤での効果差があまりないという研究結果も過去に見たことがあります。
今回纏めた資料にはそのようなものはありませんが、
全体を通して感じるのは、
通常の発病等を抑える防除と異なり、
菌の付着を防ぐ働きが主眼にあり、
長期に、そして特に鱗片生組織の露出した時期に、
菌が付着しないための予防がはかられると言う点に特徴あるということです。
耐性菌などの発生により、
黒星病の対策が年々難しくなりますが、
効果的な防除に努めたいですね。
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