苗木が春に芽を出した後でも容易く枯れるのは前年の養分を使用しているからです。
春になって年末に植えた苗木から葉芽が出ると、
無事育っているかのような安心感があります。しかし、
これは植え替える前に蓄えていた養分で芽を出しているのであって、
決して根付いたわけではありません。
基本的に前年蓄えた養分で成長しています。
芽が出ても、購入した苗が明らかな不良品ではなかったな・・・
という程度のものです。
苗木を植えた(植え替えた)場合、
根が大きく欠損しているため、
芽が出ても、
根は養分を吸収できる状態にはなっていません。
根付くにはここから整えられた環境にあるかが重要です。
春先から乾燥に特に注意し、
苗に負担となるような状態が続かないよう一年間見守ることが重要です。
根付くにはやはり1年間の期間が必要です。