梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

2年目の梨苗に花が開花。無用な養分を浪費しないよう花を摘みました。


 植えて2年目の苗から花が咲きましたが、

 苗への負担が大きいことから花を摘み取りました。

 果樹本体の成長を期待するとき、

 実をつけるのことを急がないことが重要です。


現在市販されている接ぎ木された果樹苗は、

 良し悪しは別として3年目くらいから果実を収穫することが可能です。

 植えた苗が2年目であっても、

 元々が大きめの苗であれば花が咲き、

 実際に実ることもあります。

 とは言え、苗木に実らせる行為は果樹への負担が大きく、

 成長を大きく阻害します。

 また、いくら実るといっても果実ととしての品質が低く、

 美味しくならないこともあります。

 果樹本体を大きく成長させたいのであれば、

 やはり植え替えててから3年間は果実を実らせずに我慢を。

 4年目以降は樹勢が衰えない範囲で実らせます。

 どうせ実らせない花ですので、

 鑑賞するという目的がないのであれば、

 養分を使わないよう早めにとってやる方が効率的です。



 不要な花を落とす摘花作業については、

 果樹の栽培方法(梨の育て方) > 摘花