カミキリムシ防除の残効性を紹介。バラやミカンにイチジクに散布後でも食毒による駆除が可能なのでは?
カミキリムシに対する農薬の残効性に関する資料を集めると興味的な試験内容があり纏めました。
特にカミキリムシ被害の多いバラやミカンにイチジクに使用できるダントツ水溶剤は、
散布後7日以上経過してもゴマダラカミキリムシに対して食毒による駆除効果が期待できる。らしい・・・
まあ、シーズンですので・・・
愛媛県 > 農林水産研究所 果樹研究センター 内にある資料によると、
伊予柑による試験において、
ダントツ水溶剤を4,000倍希釈にて散布
・散布後3日間経過した後に接種させたゴマダラカミキリムシの10割
・散布後7日間経過した後に接種させたゴマダラカミキリムシの8割
モスピラン水溶剤を2,000倍希釈にて散布
・散布後3日間経過した後に接種させたゴマダラカミキリムシの7割
・散布後7日間経過した後に接種させたゴマダラカミキリムシの10割
が食毒による死亡したとのこと。
試験内容は、特定の条件下であるため栽培環境と異なるため注意が必要です。
しかし、駆除しても飛来してくるカミキリムシの防除において、
数日間の残効性があることは非常に大きな効果です。
カミキリムシの成虫防除の参考にしたい内容ですね。
詳しくは、果樹栽培ナビ > 果樹の害虫と益虫 > カミキリムシ類