梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

スミチオンの効果期間(残効期間)は21日も認められる。

 カミキリムシや幅広い害虫駆除に定番のスミチオン。

 昔からある殺虫剤ですが、浸透性があることから残効性(効果期間)に期待できる薬剤です。

 モモ果実において、モモノゴマダラノメイガ若齢幼虫に対して21日あったとする試験結果があります。


前回、カミキリムシに対する残効期間についてダントツ水溶剤とモスピラン水溶剤についてを調べてみました。

 そうなると気になるのがカミキリムシに有効な定番薬剤。スミチオンの残効性が気になります。

 そこで調べてみても、カミキリムシに対する具体的な残効性を示したものが見つかりませんでした。

 そこで参考になる資料として発見したのが、モモ果実に対するモモノゴマダラノメイガ若齢幼虫の試験結果。

 資料では、

 モスピラン水溶剤が10日に対してスミチオン水和剤が21日と2倍の効果期間を示しています。

 対象となる害虫が異なると効果が異なるためそのまま参考にはできませんが、効果期間が長いことに驚きます。



 詳しくは、果樹栽培ナビ > 果樹の害虫と益虫 > カミキリムシ類

  > カミキリムシ駆除の薬剤効果の残効性
 https://www.kajyu.org/gaicyu-kujyo-kamikouka.html

 ページの下部に追記しました。