秋季防除もはじまり来期の防除計画のためフルーツセイバーの混用についてまとめました。
梨の黒星病の耐性菌の存在から、防除が年々難しくなっています。
当果樹園でもこの問題は深刻であるため、耐性菌リスクの低減と防除効果を高めるため、黒星病に用いる新たな殺菌剤としてフルーツセイバーの使用を検討しています。
使用には単に防除価だけでなく、効率化のために他剤との混用情報はとても重要です。
殺菌剤の中でも種類の少ない系統のSDHI剤。
梨の防除で使用する農薬では、同系統はナリアWDGぐらいです。
最大の魅力は、アフェットフロアブルより安価な点です。
スピードスプレイヤー500Lあたり、
・アフェットフロアブル 約5,000円
・フルーツセイバー 約2,000円~4,000円
有効成分の濃度で考えると、
・フルーツセイバー4,000円の使用でアフェットフロアブルと同等。
・フルーツセイバー2,000円の使用でアフェットフロアブルの半分の濃度です。
作成したページ:果樹栽培ナビ > 梨の病気被害と対策 > 黒星病
> ナシ黒星病対策専門資料
> ナシ黒星病の予防薬の防除効果・残効性・耐性菌発生リスク一覧表
> フルーツセイバーの混用