梨の果実袋かけの時期。幸水梨が外側から腐食したことがあれば果実の袋の使用が効果的です。
梅雨時期は梨の袋がけの時期です。当果樹園でも本格的な袋がけ作業に追われています。
特に幸水梨が収穫時期に外皮から丸く腐食するのは輪紋病の感染が原因であり、果実袋を使用することで効果的に予防することが出来ます。
果実袋を使用する梨の栽培は、非常に労力がかかる作業です。
このため、管理人の果樹園周辺では徐々に果実袋の使用は縮小傾向にあります。
しかし、果実袋を使用して育てた梨の実は、表皮が滑らかで品質の高いものを作ることが出来ます。
特に幸水梨の外皮から丸く腐食するのは輪紋病に対する予防に対して、非常に高い効果があります。
これを農薬による防除に置き換えたとき、農薬の使用量がかなり増えてしまいます。
また、当果樹園の梨の販売では、直売も多くあることから袋がけの有無により品質の違いによる影響はとても大きいです。
本職で大規模に行うと袋がけは気の遠くなる作業ですが、家庭菜園などの少量であればこの時期にぜひ袋がけを行うことをお勧めします。
果実袋について詳しくは、
果樹栽培ナビ > 果樹の栽培方法(梨の育て方)
> 梨の袋がけ