殺虫剤や殺菌剤等の農薬を使用し難い収穫時期(前日)に使用できる薬剤の一覧を纏めました。
収穫時期の病害虫の発生では、使用時期の問題から使用できる農薬は限られます。
収穫時期、多少の病害虫であれば収穫を終えるまで放置することも可能です。
しかし、深刻な病害虫では収穫を終えるまで放置するというわけにはいけません。
そんなときに収穫時期でも使用できる主な薬剤を紹介しました。
大雨による果樹へ直接の被害は特にありません。
しかし、果樹園は海抜の低い土地であるため、河川の氾濫が起きると果樹園は再生不可能?というほどの甚大な被害をうける可能性があるため、大雨が早く過ぎ去ってくくれることを祈るばかりです。
さて、今回まとめた薬剤の一覧は、梨の収穫期に使用することが出来る農薬についてです。
同じ薬剤でも使用する作物によって使用できる時期は異なります。
紹介した収穫前日まで使用できる薬剤は梨の使用に関して。
梨の栽培で収穫時期に問題のとなる主な病害虫は、
・シンクイムシ類
・吸蛾(夜蛾)類
・ハダニ類
・黒星病(早生品種の秋季防除) など
特にシンクイムシ類は果樹袋を使用しない無袋栽培において、発生時の被害は甚大。
発生しないための予防措置が重要ですが、予防が失敗した時には収穫期の防除が必要となる害虫です。
また、ハダニ類の発生は果樹の翌年の芽を痛めるなど、果樹にとって大きな害となるため、放置することができない害虫です。
発生しないことが一番ですが、害虫の発生には問題なく使用することができる薬剤を選択し、収穫と果樹の両方を守らなくてはいけませんね。
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