収穫作業に向け運搬車を準備。フィルターからの燃料漏れの為、水道用ゴムパッキンを使用しました。
クローラー運搬車を梨の収穫作業に向けて倉庫から搬出して準備を行いました。
約一年ぶりの運搬車は、燃料フィルターのパッキン(ガスケット)が劣化し、燃料コックを開いたとたん燃料漏れが発生。
ホームセンターで水道用に売られている黒いニトリルゴムのパッキンを使用して燃料漏れを止めました。
今回の燃料フィルターのパッキンは、
昨年の片付け時にフィルター部の燃料を空にしておいた箇所。
その開け閉めの際の摩擦か、長期間燃料が空になったことでパッキンが乾き、劣化していたパッキンが寿命を迎えたと思われます。
たかだかゴムパッキン1枚。
しかし、これが十分な機能をしないだけで燃料が滴り落ち、まともに使用することが出来ません。
修理に専用品を取り寄せるというのが、本来の修理方法。
しかし、専用品の取り寄せが難しい時などでは、サイズが合えば水道用のゴムパッキンでも代用することが可能です。
水道用のパッキンはニトリルゴム製でも注意書きに油等の水以外の使用は出来ない旨が表示されています。
使用では自己責任となるのでご注意ください
なお、ホームセンターに売られる主なゴムパッキンは、
黒いニトリルゴム(NBR)と白いシリコンゴム(Si)。
代用が可能なのは前者の黒いニトリルゴム(NBR)のみ。
ニトリルゴムが代用できるのは、
製品の注意書きがどうであれ、素材自体が耐油性に非常に優れているため、燃料部のパッキンに使用することが出来ます。
ちょっとした燃料漏れが気になっている方がいましたら、水道用のニトリルゴムパッキンは2枚で100円程度。
一度試してみる価値があるかもしれません。
なお、同様に使用される黒いOリングも同様の理屈で水道用を自己責任で燃料部等に使用することができます。
燃料フィルターの清掃やパッキンについては、過去にオートモアのメンテナンスで紹介しています。
詳しくは、
農業機械メンテナンスナビ
> オートモアのメンテナンス方法