黒星病の越冬菌対策と落ち葉の堆肥促進のため、トラクターによる秋起こし(土壌の撹拌)を行いました。
梨の果樹園は落葉が完了し、地面は一面落ち葉だらけ。
落ち葉は腐ると優れた堆肥となります。しかし、地表面で放置すると害虫や病原菌越冬の温床となります。
来春の病原菌の飛散防止と、落ち葉の腐敗による堆肥化の促進のためトラクターによる(もう冬ですが)秋おこしを行いました。
秋おこしの実施は、果樹の落葉を終えるのを待っていたため、既に冬となりました。
好天が続いたことから、落ち葉処理のため果樹園内をトラクターを使用した秋起こしを行いました。
秋起こしにより落ち葉が地中に埋まることで、土壌内の有機分補給による土壌改良。
落ち葉の腐食促進による堆肥化。
来春の病原菌の飛散抑制等に効果があります。
北陸をはじめ降雪地域での秋起こし実施は、冬の剪定等の作業で足元が悪くなるため一長一短です。
秋起こしにより他の作業への支障が大きい時には、来春の早い時期に行うと病原菌の飛散をある程度抑制することが出来ます。
本年のトラクター作業もこれで終了。
近日中に簡単な整備を行い、冬に向けた片付けを行う予定です。
トラクターによる土壌の撹拌については、
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