剪定枝の活用では草木灰への転化や粉砕機を使用したチップ化による堆肥化などの方法があります。
果樹園の剪定作業も終盤。作業て発生した大量の剪定枝を運び出しました。
剪定枝は放置すると邪魔なだけでなく、病原菌の越冬や害虫の温床となるため適切な処理は必須作業です。
しかし、単にゴミとして扱うだけでなく焼却することで草木灰としての活用。腐敗させることで堆肥として活用できます。
短期間で処分するためには、焼却して草木灰としてアルカリ肥料として活用すること有効です。
剪定作業で出る枝は、何もせずに積み上げておいても何年も残る厄介もの。
家庭の庭木程度でも処分に困る厄介物です。
しかし、見方を変えて時間さえかければ有益な肥料にもなります。
有益の観点だけでみれば腐敗させる堆肥化が一番ですが、年数もかかり場所も取ることから堆肥化するには粉砕機等でチップ化する必要があります。
その点、草木灰への転化であれば焼却するだけのため手間や作業時間も少なく、体積がかなり縮小するため非常に便利な方法です。
難点をあげるとすると、枝などで作る草木灰(木灰)は灰の中でも特に強いアルカリ肥料。
酸性土壌の中和剤としての使用には使用量が限られ、多く使い過ぎることが出来ないということでしょうか。
全ての剪定枝を有効活用することを草木灰だけというのは難しく、堆肥化も併用しなけばなりません。
それでも短期間で大量の枝を処分する方法として非常に有効な活用方法です。
詳しくは、果樹栽培ナビ > 果樹栽培の肥料