養分を無駄にしないための不要な蕾を除去する摘蕾作業の時期です。
果樹の摘蕾作業では、一斉に蕾が膨らむため作業できる期間は非常に短いです。
梨の場合では作業可能期間は約2週間程度のため、果樹園全ての果樹を周りきることはできません。
しかし、作業自体は非常に簡単。数本程度の栽培であれはすぐに終えることが出来るため蓄えた養分を有効活用するために作業実施がおすすめです。
花の開花は多量の養分を必要とする大きな活動。
春先の活動始めに不要な養分を節約することで、他の花芽や葉芽に養分が行き渡り成長を促すことができます。
とは言え、花芽から蕾が伸びてから開花までの期間はごく僅か。
枝1本1本を手作業で行う摘蕾作業は、夫々の枝でかかる時間は短いものの本数があるとかなりの時間が必要となります。
このため、当果樹園での摘蕾作業は時間的な都合から幸水梨のごく一部に限って実施しています。
趣味栽培等では例え実施可能期間が短くても十分に実施が可能。
春先からの成長が弾んだものとなりよう、時間があればぜひ実施してください。
作業方法詳しくは、
果樹栽培ナビ > 果樹の栽培方法(梨の育て方)