梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

チェンソーを使用した伐採を実施。切断面に除草剤を塗ることでて根まで完全に枯らせます。


 薬剤散布が片側のなるため、病害虫の発生リスクの大きい果樹園端に植えられた梨の木の伐採を行いました。
 多くの樹木で幹等を伐採しても新たな芽が出ることで根は、なかなか枯れません。確実に枯らして朽ちさせるため、切断面に除草剤の原液を刷毛で塗りました。

 果樹園の端は、薬剤散布作業を考慮して十分な間を空けなければ薬剤散布斑により病害虫が発生し易くなります。
 当果樹園でも果樹園の端は果樹が大きく成長したことにより、年々薬剤散布の斑が大きくなってしまいました。
 そのため、伐採により生産量が大きく減るものの、思い切って薬剤散布斑が発生し易い果樹園の端の梨の木の列の伐採を行うことにしました。
 樹齢30年を超える梨の木であるため、伐採といっても重労働。防風林の伐採用に所有している40ccのチェンソーを使用して幹の部分で切断して処分を行いました。
 梨の木は幹で伐採してもバラ科であるため、新たな芽が出易く植物です。
 特に根が大きく成長していることから、単に伐採しただけでは次々と新芽が出てなかなか完全に枯れてくれません。完全に枯れてしまわないと、何年たっても根の部分が腐敗せずに残ります。
 そこで、確実に枯らすために切断面にグリホサートを主成分とする除草剤の原液を塗り枯らすことにしました。
 伐採作業により根まで簡単に枯れるかは、植物により大きな差があります。もし伐採作業をして、根が枯れなく困った時は切断面に除草剤を塗ると簡単に枯らせることが出来ます。
 ただし、古い切断面に塗っても効果がないため、切断してから時間が経過している時は、新たに切り直して塗ると枯らすことが出来ます。

 詳しくは、
 防風林ナビ>木を枯らす方法(巻き枯らし方法)
 >木の根を枯らせる方法