防風ネットに寄りかかった防風林の手入れを行いました。高所での切断作業は危険が伴うため十分な注意が必要です。
梨の果樹棚と果樹園を囲う防風ネットに傾き寄りかかった杉の防風林。
防風ネットを支える設備に大きな負荷を与えているため、防風ネット設備の高さで上部の伐採を行いました。
防風林の効果を得るためには、一定の樹高を維持するが必要。
防風ネットを保護するためには防風林が必要となる為、設備に負荷をかけている防風ネットの高さでの切断を行いました。
切断を行う杉の防風林の樹高は約10メートル。
切断による残す樹高は約4メートルとなるため、高所での枝打ちと幹の途中切断を伴う手入れを行いました。
約6メートル分の切断作業は地上で行っても素人には十分に危険な作業。更に地表から4メートル地点で行う作業は更に大きな危険が伴います。
今回行った作業では、地上から約7メートルまでの枝打ちを行い伐採時の倒木作業を決定。
更に防風ネットや果樹棚に対して倒木による被害が出ないよう可能な限り軽量にした上で、伐採を行いました。
今回用いた伐採作業では、防風ネットの設備であるワイヤーが丈夫であったため、ワイヤーに脚立を立てかけて、安全帯を使用した上で軽量のトップハンドル型チェンソーにて枝打ち(枝払い)と、幹の伐採を行いました。
また、倒木による怪我や果樹棚等の被害を防止するため、地上から6メートル地点と4メートル地点で2回に分けて切断。
大きな怪我もなく傾いた杉の木を無事に処理することができました。
防風林に杉を用いると際限なく大きく育つため、定期的な手入れは必須。樹高一定の高さで保つためには非常に大きな労力がかかります。
大きくなり過ぎて手入れ作業で危険を感じる樹高にしないことが重要です。
高所でのチェンソーの使用方法については、
防風林ナビ>防風林の手入れ方法>木の上でのチェンソー使用