スピードスプレーヤーの洗車・洗浄では高圧洗浄機の使用や清水による十分な濯ぎが効果的です。
2020年の秋季防除防除が終了したことからスピードスプレーヤーをきれいに洗浄して冬季に向けての片付けを行いました。
外装や薬液タンクに付着した薬剤や送風機等に付着して堆積した頑固な汚れの洗浄では、高圧洗浄機を使用しての掃除が非常に効果的です。
また、ポンプや配管内部に薬液が残らないための十分な濯ぎは、長期保管時の配管等内部への付着を防ぐためにも重要です。
スピードスプレーヤーは農薬の度重なる付着により、シーズン終わりには頑固な汚れとして堆積しています。
使用する薬剤の中には有機銅剤を始め、農業機械を錆や腐食をするもの多くあります。また、薬液タンク内に堆積し固形化した薬剤のカスはノズル詰まりの原因にもなります。
構造上、手が入り難い送風機のファンや車体の下回り。薬液タンク内の洗浄では高圧洗浄機が非常に重宝します。また、清水(水道水)によるタンク内やポンプ、ノズルの濯ぎでは、見えない内部腐食や配管内部の付着を予防することが出来ます。
特に長期保管時の濯ぎでは、外装の洗浄中はポンプを回した状態にするなど十分な濯ぎを行い、ストレーナを外しての清掃。ポンプの排水など水抜きを行い凍結予防を行うことが重要となります。
また余談ですが、汚れの酷い石灰硫黄合剤やボルドー剤を使用しての外装の洗浄では、専用の洗浄剤も市販されています。
この他の手段としては、使用時期が限定されている石灰硫黄合剤やボルドー剤の使用では予めスピードスプレーヤーの外装にゴミ袋などのビニールをあてて汚れを防止すると作業後の洗浄が非常に楽になります。
スピードスプレーヤーの冬季に向けた片付けについて詳しくは、
農業機械メンテナンスナビ>共通メンテナンス項目
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農業機械メンテナンスナビ>スピードスプレイヤーのメンテナンス方法
>スピードスプレイヤーの冬季保管の方法(凍結予防対策)
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