デランフロアブルが製造再開。マネージドライフロアブルが入手困難な状況で2021年春の防除を開始。
梨の花芽も冬のりんぽうを破り、開花に向け伸びだしたことから2021年の春の防除を開始しました。
今年は昨年製造が中止され入手困難のため代用薬剤を使用したデランフロアブルが製造再開により再び使用可能に。
一方、黒星病対策のの重要薬剤であるマネージドライフロアブルが生産停止状態が続いており、入手が困難となっています。
暖かい日が続き桜も例年より早く開花。
2021年の春の防除を開始しました。
昨年製造停止により欠品状態であったデランフロアブルが2020年10月より出荷を開始したことから、2021年の春の防除から再び使用することが可能となりました。
デランフロアブルは、芯腐れ症対策の重要薬剤。芯腐れ症に悩まされる梨の果樹園では、一安心です。
しかし、黒星病対策の重要薬剤であるマネージDFがJAに供給する北興化学工業株式会社において生産を一時停止状態が続いて欠品状態が続いています。
マネージDFについては、未確認ながら北興化学工業株式会社の分について廃盤ではなく問題が発生したことによる一時的な生産停止であると聞いています。
この一時生産停止は2021年3月時点で長期化しており、未だに販売再開は未定状態。2021年の春の防除での使用は難しくなっています。
マネージDFに変わる代替え農薬としては、同じ系統にあるアンビルFLが多くの防除暦で推奨されています。
マネージDFの代替え農薬の検討については
果樹栽培ナビ > 梨の病気被害と対策 > 黒星病 > ナシ黒星病対策専門資料
> ナシ黒星病のDMI剤の防除効果・残効性・耐性菌対策
> ナシ黒星病のDMI剤の防除効果・残効性・耐性菌対策