梅雨を前に果樹の油粕肥料の使用時期となりました。雨と多湿が肥効を高めます。
梨の果樹園への油粕肥料を散布しました。
有機肥料である油粕肥料は元肥から追肥にまで幅広く使用することが出来ますが、梅雨は高い気温と多湿により発酵がすすむことから比較的早い段階で肥効があらわれ効果的です。
また、化成肥料にない様々なミネラル等の微量成分が果実の味を豊かなものへと変えてくれます。
油粕肥料は他の有機肥料と比べると割高であるものの、化成肥料と比較すると安価です。
また、化成肥料のように扱いやすく作業し易いという特徴があります。
しかし、扱いやすいため多量に使用し過ぎると窒素分が強く肥料焼け。発酵によるカビや異臭。ハエなどの不快虫の発生などがおきます。
これを防ぐため、散布では均一に撒いて塊を作らない。
可能なら土壌と撹拌して土とよく混ぜると多くの弊害を予防することが出来ます。
油粕肥料を十分な量を使用したのであれば、梅雨の雨と気温。
更に、成分が充分に植物に吸収されるよう土壌環境(pH)が整ていれば大きな肥効を得ることが出来ます。
油粕肥料に含まれるミネラル分等については、
園芸栽培ナビ > 園芸の肥料 > 油粕に発生する白いカビと肥料効果
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