芽が膨らみりんぽう期となったことから春の防除を開始しました。
春となり葉芽、花芽が膨らむと本格的な春の防除が開始となりました。
芽を覆う表皮はりんぽうと呼ばれ、ここは梨の大敵である黒星病菌の越冬箇所でもあります。
このため、芽が膨らみりんぽうが外れる(りんぽう脱落期)は黒星病の防除にとってとても重要な時期となります。
春には樹木の活動だけでなく、害虫や病原菌も動き出すことからぼの防除はとても重要な時期となります。
芽を覆うりんぽうが外れると病気に対する感受性が高くなり注意が必要となるだけでなく、内部で越冬した病原菌が飛散するなど、その防除や状況の見極めは非常に重要となります。
当果樹園でもりんぽう脱落期となり防除を開始しました。
これから黒星病菌が落ち着く気温となるまでは、防除作業に注意が必要な気を遣う期間となります。
また、同時に芯腐れ症の感受する時期でもあり、防除作業では最も難しい時期です。
春の防除は1年の出来に最も大きく影響する時期のため、十分に注意して日々の作業に当たりたいと思います。
梨の黒星病に関しては、
果樹栽培ナビ > 梨の病気被害と対策 > 黒星病 > ナシ黒星病対策専門資料
https://www.kajyu.org/byouki-kurohosipro.html
芯腐れ症に関しては、
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