古い単管パイプでも内部に錆がなければ20年経過しても再利用できます。
昔作った単管パイプの小屋が不要となり放置していました、単管パイプを使用する予定ができたため、解体して再使用することにしました。
組立てより約20年経過し、特にクランプが大きく腐食して酷い状態です。
しかし、単管パイプはさほど錆びずに残っていることから、状態を見て再利用しました。
解体にあたり錆が発生して腐食したクランプは非道い状態。
そのままではナットを回しての取外しができないため、
・ネジ部に浸透潤滑剤(クレ5-56)を馴染ませます。
・ネジ部に浸透潤滑剤(クレ5-56)を馴染ませます。
・更にハンマーでナット部に打撃を与えてねじ山の癒着を剥がします。
・錆により痩せたナットにラチェットをしっかり被せます。
(根元まで入らない場合にはハンマーで叩いて完全に被せる)
・ラチェットの持ち手を延長パイプを伸ばし、前後に回し(締め・緩め方向)ようやく外せるような状態。
・錆により痩せたナットにラチェットをしっかり被せます。
(根元まで入らない場合にはハンマーで叩いて完全に被せる)
・ラチェットの持ち手を延長パイプを伸ばし、前後に回し(締め・緩め方向)ようやく外せるような状態。
しかし、単管パイプは場所によっては穴が空いているものもありますが、表面上の錆だけでクランプからのもらい錆だけというものもあります。
錆がある箇所については、錆取りを行い内部の状態を確認し、鋼材に錆が侵食していなければ再び防錆剤を塗り直すことで再利用することができます。
単管パイプの亜鉛皮膜が古いため、防錆性能が大きく低下していますが、濡れない場所等の錆び難い箇所ではそのまま使用できます。
また、防錆性能が必要な場合には防錆剤を重ね塗りするという方法もあります。
手元に古い資材があるのでは、置いておいても処分に困るだけ。
再利用することで処分も行えるため一石二鳥となります。
再利用することで処分も行えるため一石二鳥となります。
紹介したページ:
農業機械メンテナンスナビ>単管パイプの利用とメンテナンス方法
>単管パイプのサビ落としと錆止め
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