ハンマーナイフモアのナイフ部周辺は摩耗や錆による強度低下を予防するため塗装を行います。
ハンナーナイフモアのフリーナイフを取り付けるナイフドラムは、何れ交換が必要となる消耗部位です。
しかし、異常振動や摩耗。深刻な錆による腐食がなければ長持ちするため、摩耗や錆の原因となる塗装の剥がれを放置せずに塗装を行うことで寿命を延ばすことが出来ます。
ハンマーナイフモアのナイフドラム両端は、固定部のカバーに近いことからカバーに付着したい土や刈り取り堆積した草と擦れることで摩耗します。
土や草による擦れは塗装の剥がれだけでなく、金属部の摩耗も発生させます。
これを防ぐためには、カバー内を使用の都度洗浄し土などが堆積にしないことが有効です。しかし、基本的には固定部と可動部の境界部であるため、いくら洗浄してもある程度の塗装の剥がれは発生します。
塗装が剥がれることで錆の発生し、錆が発生すると金属の腐食により強度が低下。強度の低下は摩耗が促進されます。
草刈り作業として使用する以上、構造的な問題であるため解決方法はありません。
しかし、塗装を行うことで露出した金属部が塗膜により保護されて錆が抑制されます。また、塗膜がある間は金属自体の摩耗も抑制されます。
ナイフカバー内は、使用後は多湿となり非常に錆びやすい環境となります。このため塗膜により保護されていることは内部の腐食など摩耗対策に有効となります。
また、ナイフドラム両端のフリーナイフの取付ボルト等が摩耗している場合、交換が容易なボルト等が摩耗することでナイフドラムのフリーナイフ取付部の摩耗が軽減されているという側面があります。
塗装に合わせ、摩耗したボルトやナットは交換し取付部を保護することも重要です。