雪による枝折れは寒気で緩んだ時が危険。寒波が緩む前に樹木に乗った雪を降ろすことが重要です。
最強寒波により屋外は凍結。地域によっては着雪注意報も出ています。
低温でも風があるときの雪は、果樹などの樹木に積もる量が少なく影響は少ないです。しかし、雨天からの急速な低温や一度樹木について雪が融けて再び凍ると氷となりその上に雪が堆積して重くなるため、枝折れなどの被害に注意が必要です。
降雪量にもよりますが、果樹などの雪による枝折れの多くは降雪後に寒波が緩み雪が解け始める時や降雨のタイミングで多く発生します。
このため、降雪後の雪下ろしはタイミングが重要となります。降雪後の低温の内であれば、雪がサラサラな状態であるため、枝を揺らすと簡単に大半の雪を降ろすことができます。
このサラサラな状態での作業タイミングを逃すと、雪が纏わりつくように枝に残るため作業がし難くなります。
状況によっては残った雪が氷となるため、後の降雪が樹木上に乗りやすくなるためより注意が必要となってきます。
現在寒波に見舞われ降雪量が多く、数日後に気温が上昇するよう地域であれば、可能であれば気温が上昇する前。もしくは、上昇したら直ぐに雪を降ろすと枝折れの被害が少なくなります。
もちろん寒波の最中に作業をしても良いのですが、そこは安全第一。無理せず可能な範囲で作業を行いましょう。
管理人も果樹園付近に除雪車が入らないと果樹園自体に到達することもできないため、雪下ろし作業は寒波後の除雪作業の様子次第で行う予定です。
なお、果樹の雪下ろしの必要性の判断については、
1 家の周囲の電線をみて着雪・着氷により電線が大きく垂れている
2 積雪量が多い
この2つの条件が重なっているとき、果樹などの樹木は雪下ろしをしないと危険な状態であることが多いです。
今回の当地域の寒波による影響では、積雪に比べて着雪・着氷が少ないことから未だ果樹園を確認できない状態ですが恐らく大きな問題はないと安心しています。
何れにせよ天候が回復するまで、普段以上に怪我をしないことが重要。無理をしないよう注意が必要です。