切った木の根っこを枯らす方法として除草剤を使用すると切り株から新芽が生える根でも枯らせことができます。

　木の伐採を行っても樹種によっては生命力が非常に強く、切り株から新芽が生えることで完全に枯れないことがあります。

　切り株は完全に枯れないと根が朽ちることがなく、切り株の除去を行うことは容易ではありません。

　このような樹種の根を枯らせるためには、除草剤の原液をしっかりと吸収させることで根を完全に枯らせることが出来ます。

　多くの樹種で伐採作業を行い、その切断面に除草剤を塗ることで根まで枯らせることが出来ます。

　しかし、切断面に根から吸収した多量の水分が溢れ出す樹種やその作業時期。根や根本付近から新芽が出やすく樹種。樹種自体の生命力が非常に強いと、切り株などの切断面に除草剤を塗っても根が枯れないことがあります。

　このような時、幹の根本付近にドリルで穴をあけて除草剤で満たすことで長期に渡りしっかりと除草剤が吸収されることで殆どの樹種において根まで枯らせることが出来ます。

　作業は難しくありませんが注意点としては、

　・根を枯らせる除草剤の選択では、主成分がグリホサート系であり濃度が41％など、希釈して使用するタイプの原液であること。

　・ドリルで穴を空ける作業では、切り株の大きさ（太さに）と生命力を考慮し、切り株を一周に等間隔で穴をあけること。

　・ドリルで穴を空ける位置は、枯れてない箇所であること。

　・ドリルで穴を空ける高さはなるべく低い位置（根本）であること。但し、根本は石や砂が巻き込まれている。材質が非常に硬いなどするため、作業上不都合のない高さで良い。

　・除草剤が降雨等で溢れでる。薄まらないよう、除草剤で満たした穴はテープで蓋をすること。などです。

　紹介した作業では、 直径10mmの穴をあけるため、ハンドドリルの中でも大きな力を加えることが出来るクリックボールを使用して作業を行っています。もちろん手持ちに電気ドリルがあれば電気ドリルでも作業できます。

　電気ドリルではパワー（電圧）不足で大きい穴をあけることが出来ないとき、空けた穴が小さければその分多く穴を開ければ枯らせることが出来ます。しかし、十分な効果を得るにはある程度（6mm以上）の大きさの穴をあける必要があります。

ドリルを使用した根を枯らせる方法については、

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