張線器とはワイヤーや電線など線状のものを引っ張る道具で電気工事で電線やケーブル。農業では果樹棚のワイヤーを張るために使用します。
重量のある果樹の枝を支える果樹棚の針金は、重みによりたわみ棚が下がらないよう強く張る必要があります。
特に果樹棚の周り囲う周囲ワイヤーや支柱間を通る幹線は、張線器と呼ばれる専用の道具を使用して張ります。
張線器は線を引く専用の道具であり、基本構造はハンドウインチに線を引く専用の張線器というクランプが取り付けられたものです。
簡単な構造ですが金属製で丈夫なつくりであるため、本体はそれなりに重量があります。
また、作業時にはワイヤー線等を強く引くときに非常に大きな力を加えるため作業には注意が必要です。
専ら電気工事や果樹設備維持に使用する専用道具であるため、ホームセンター等で見かけることはありません。しかし、趣味の果樹園等で棚線を強く張れずに困っていれば1台あると解決することが出来ます。
作成したページ:
果樹栽培ナビ > 果樹棚の整備