梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

スプラサイド水和剤・乳剤が製造中止。代替品では有機リン剤などの選択肢があります。

カイガラムシ
 カイガラムシ類に特効薬として長く愛用されたスプラサイド水和剤・乳剤。メーカーが撤退後もJAが権利を取得して製造が続いていました。
 しかし、既にメーカの販売は終了し本年2023年10月をもって有効期限が切れて完全に終了となります。
 スプラサイドの代替品としては、エルサンやスミチオン等が効果が期待できます。

 果樹をはじめ多くの農業にとっての難害虫であるカイガラムシ類。
 カイガラムシ類の防除では幼虫期の駆除が重要であり、薬剤防除では効果が大きい薬剤を使用することが必要です。
 しかし、特に効果が高いスプラサイドの製造が終了となり、既に販売も終了しています。
 このため、本年の防除では代替え薬剤による防除が必要となります。
 単にカイガラムシと言っても、果樹の種類によるその種類は異なり薬剤効果には差があります。更に、薬剤の適用病害虫に記載があってもその効果にも差があります。
 このため、安定して効果があったスプラサイドの代替品の使用は慎重に選択しなければなりません。
 カイガラムシに効果の高い薬剤としては、有機リン系の殺虫剤であるエルサンやスミチオンが比較的安定して効果が期待できるとされています。
 この他にもカイガラムシへの効果が記載された農薬は多いですが、その効果(殺虫率)にはカイガラムシの種類やステージ(1齢、2齢、3齢)でも差があるため薬剤選択に悩まされます。

 梨のクワコナカイガラムシにおける薬剤効果については、令和4年に茨城県農業総合センター園芸研究所における試験結果が公表されており、その結果を纏めたものをホームページにて更新しました。
 これから梅雨にかけてがカイガラムシ防除の重要な時期。思いのほか効果が期待できる薬剤が多く、安心しました。

カイガラムシに効果がある薬剤については、
果樹栽培ナビ > 果樹の害虫と益虫 > カイガラムシ類
カイガラムシ類の薬剤防除