猛暑によりハダニ類が大量発生。早期発見と速やかな駆除実施が重要です。
連日の猛暑により高温を好むハダニ類が多量に発生しました。猛暑による高温はハダニ類の繁殖サイクルが早くなるため、多発による手遅れとならないように警戒が必要です。
当果樹園も梨の収穫が間近。当地域では品種により既に収穫が始まっています。
収穫に向け各種準備が進む中、果樹園を見回ったところハダニ類(カンザワハダニ)の発生が確認されました。
当果樹園のハダニ類の計画防除で、約1週間前に薬剤防除を実施したばかり。その際、気付きませんでしたが既に部分的にハダニ類が多発していたようです。
果樹園全体の状況を詳細に確認したところ、他にもハダニ類の発生していた痕跡が複数ありました。しかし、多量に生きている成虫が確認できたのは一部のみ。
前回の薬剤防除の効果があったようですが、薬剤散布の斑。または、発生密度が高く十分な駆除が出来なかったことによる多量発生となったようです。
多量発生ですが落葉などの目に見える大きな状況となっておらず、猛暑により予めハダニ類を警戒していたことで早期に発見することができました。
早速発見当日、薬剤を避けるため夕方に薬剤防除を実施しました。
ハダニ類による被害は翌年にも影響する深刻なものとなるため、今回の防除でうまく終息してくれるよう今後も注意しておきたいと思います。
ハダニ類の防除については、
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多量発生後の効果的な薬剤の選択については、
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