黒星病の落葉処理を草刈機で行うにはバーナイフよりハンマーナイフの方が粉砕効果が大きく効果的であると感じられます。
梨の黒星病対策としての落ち葉処理として省力化が期待できる新たな対策方法である落ち葉の粉砕処理。草刈り機による粉砕処理では、バーナイフタイプでは落ち葉の飛散して作業し難く、ハンマーナイフタイプの方が粉砕し易いようです。
落葉処理では、落ち葉の原型を残さないように粉砕することで効果があるとされています。また、省力化として既にある機械を利用して落ち葉処理が出来ることをメリットととしています。
実際に作業を行ってみると次のような感触がありました。
・草刈り機(バーナイフタイプ)
作業により飛散し易いため、低速での作業が必要。
また、粉砕するという能力は低いため落ち葉の原型を無くすためには複数回の作業が必要。
・草刈り機(ハンマーナイフタイプ)
草を粉砕して除草する機械であるため、一度の作業で落ち葉の原型がほぼ無くなる。
飛散による未処理が発生し難いため、中速でも作業に支障がなかった。
フレールモアでもほぼ同様ではないかと思われます。
・トラクターのロータリーによるすき込み
地面が耕されるため、冬季の剪定作業で足元が泥濘(ぬかるみ)作業効率が悪くなります。
特に冬に雪や雨が多い地域では、長期に渡り泥濘ます。
本年は、比較として草刈り機(ハンマーナイフタイプ)とトラクターのロータリーによるすき込み果樹園毎に実施。
来春での効果(黒星病の発病具合)を確認してみるととしました。
黒星病の発病具合で大きな違いがあるようであれば、後日当ブログにて報告したいと思います。
新たな落ち葉処理方法については、
果樹栽培ナビ > 梨の病気被害と対策 > 黒星病 > ナシ黒星病対策専門資料