幸水梨の摘果作業では、芯腐れ症を意識した摘果を行うことで発症を減らすことが出来ます。
梨は花が小さな果実となり、摘果作業の最盛期となりました。
主に幸水梨で悩まささる内部から腐敗する芯腐れ症は、果実の向きや果実の特徴から芯腐れ症になりやすい果実を判断することが出来ます。
梨の芯腐れ症は、果実の収穫後までその発症が判らないため、生産者を悩ませる症状です。
発症数を軽減する手段の一つとして、摘果作業により発症し易い果実を除去する方法があります。
また、本職では薬剤による防除が効果的で、芯腐れ症対策の薬剤防除のページにユニックス顆粒水和剤47とスクレアフロアブルを追加。また、既に生産が終了したユニックスZ水和剤を削除しました。
スクレアフロアブルについては、芯腐れ症に登録がありますがその効果の試験データが公表されておらず、これまで掲載を見合わせていました。
同系統のファンタジスタ顆粒水和剤の効果があまり高くない様子。このことから試験データが公表され効果が確認できるまで大きな期待はしない方が良いかと思います。
ユニックスZ水和剤47については、芯腐れ症に登録はありません。しかし、試験データでチオノックフロアブルより効果が低いものの効果が確認されています。
芯腐れ症対策に役立てて下さい。
芯腐れ症になりやすい果実については、
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芯腐れ症の薬剤防除については、
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