チップソーのチップが飛ぶのは安物が原因ではなく、種類や用途、保管方法が原因であることもあります。
草刈機(刈払機)に多く使用されているチップソーは、切れ味が良いため低排気量でも使用することが出来ます。
また、種類・用途も多くあり非常に使い勝手の良い回転刃ですが、埋め込まれた硬いチップが外れて飛ぶと怪我をすることもあり危険が伴います。
チップが飛ぶと切れ味が大きく低下するだけでなく、重心バランスが崩れ異常振動の原因ともなるため、チップが飛ばない用に使用することは安全面と作業効率の上で非常に重要です。
チップソーのチップが毎回飛ぶのことは仕方がないと諦めていませんか?
確かにそうですがチップソーを正しく選び、適正に管理・使用していればそう簡単に飛ばないことも事実です。
コンクリートや石等にぶつけていないのにチップが飛ぶ場合、チップソーが粗悪品であるか、用途にがあっていない。保管方法が悪いことに原因があります。
果樹園内で使用するチップソーの場合、果樹棚の支柱やワイヤー等に稀にぶつけることがありますが基本下草のみの草刈り。3年程使用してもチップソーのチップ飛びは2個。チップの一部欠けは2~3個程度です。
チップソーはメーカー品ですが高耐久製品ではなく、切れ味重視のR型を使用していますが通常作業ではチップが飛んでいないことが判ります。
それなりの刃(1枚当たり2,000円以上)を使用してなお、チップが飛ぶ場合には作業環境や作業方法だけが原因と考えず、今一度チップが飛ぶ原因を確かめることをお勧めします。
特に用途が異なると高価なチップソーを使用しても無駄にチップが飛びます。例えば下草用のチップソーでで数センチの雑木の切断や枝払い行うと、チップは簡単に飛んでしまいます。
このため雑木が混じる作業では、安くても山林用のチップソーで作業をすることをお勧めします。
また、石が交じり衝突が避けられない場所での作業では石に強い高耐久のチップソーが市販されています。
これらは価格が割高(1枚当たり2000円~)ですが、ダイヤモンドヤスリで簡単な目立てを行うだけで長く使用することができ、チップ飛びが少なく安全に作業することができます。
また、意外と知られていませんが新品のチップソーは最初に慣らし運転(低中回転での軽作業)を行うと、その後の作業でチップが飛び難くなります。
また、意外と知られていませんが新品のチップソーは最初に慣らし運転(低中回転での軽作業)を行うと、その後の作業でチップが飛び難くなります。
詳しくは、
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