秋季防除のために除去した不要な徒長枝を燃やして処分しました。
高く伸びる徒長枝は、秋季防除の薬剤がかかり難く黒星病が越冬し易い箇所です。このため、秋季防除前や期間中に不要な徒長枝を除去すると、落葉前の葉が着いた状態で除去することが出来ます。
葉が着いた状態で園外に運び出した徒長枝を焼却により処分しました。
除去して間もない水分を多く含んだ徒長枝でも十分な火力があれば白い煙となって多量の蒸気が発生しつつも燃やすことが出来ます。
このため、住宅地の近郊では白い煙が発生し迷惑がかかりトラブルの元となり注意が必要です。
しかし、農業で発生した枝などは事前に届け出が必要など自治体により多少差がありますが基本的に焼却処分をすること事態は基本的に出来ます。
焼却以外の方法として枝をチップにして有機肥料化することもできますが年単位の期間と場所の確保が必要。
これに比べて焼却処分は最も早く処分することが出来るため、火の取扱いと煙問題を除けば最も手軽な処分方法です。
焼却の際にナイロンやプラスチックなどのゴミを混ぜず、全て自然物で燃やした後の白い灰はカリウムを含むカルシウムの塊である草木灰となります。
草木灰は使い過ぎに注意が必要となりますがカリウムを含むアルカリ肥料として土壌の中和。殺虫や殺菌剤としても利用することが出来ます。
草木灰については、
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