梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

タイヤの寿命は5年程度と言われ、走行距離が少なく保管と使用状態が良くても10年での交換をお勧めします。

トレッドセパレーション
 一般論の一つとして、夏タイヤで4~5年。冬タイヤのスタッドレス性能を考慮して4年と言われています。
 走行距離が少ないとタイヤの減りが少なく、保管や使用状態が良くてゴムが柔らかい場合もあります。
 走行距離が短い状況で4年から5年でのタイヤ交換は非常に勿体なく無駄を感じます。しかし、いくら長く使用して見た目に状態が良くても経験から10年で交換することをお勧めします。

 タイヤが大きく摩耗してスリップサインが出る。溝がなくなと車検が通らないなど必要に迫られて交換します。
 しかし、土日のみの使用など走行距離が短いとタイヤの摩耗より経年による寿命が先に来ます。使用頻度が少ない車にも関わらず、大きな出費が必要となるタイヤ交換はなかなか出来ません。このため、タイヤがパンクやバーストするなど危険を感じるまで使用するか、どこかで交換の決断を行わなければなりません。
 タイヤの寿命については、元のタイヤの品質と使用環境や保管状況により大きく差があります。
 走行距離が少なく、経過年数が長いタイヤの場合、元のタイヤの品質が高く、車が車庫内などで保管されタイヤが直射日光や風雨に曝されていない環境であれば劣化はかなり遅くなります。
 このため、長期間使用する場合、タイヤの状態を確認しておくことが必要です。
主な劣化の兆候として、
・変摩耗
 トレッドの一部が摩耗している。
・スリップサインの露出
 タイヤが摩耗し、溝の深さが1.6mm以下になるとスリップサインが露出します。
・傷の有無
 タイヤの側面やトレッドに切り傷や擦り傷。釘など金属片が刺さっている。
・細かなひび割れの有無
 ゴムが固くなると側面や溝に細かなひび割れが発生します。
・タイヤの硬度
 タイヤの弾力がなくなるとゴム固くなりスリップし易くなります。診断には専用の硬度計が必要です。
 しかし、スタッドレスタイヤであれば指で押してゴム特有の柔らかさを感じれるか簡易的に判断することが出来ます。
 これら異常がなければ自己責任で長く使用することが出来ます。
 これまでの経験から15年経過して細かなひび割れがあったタイヤは、駐車状態である日突然に側面がパンクしました。
 また、10年超え見た目に問題を感じなかったタイヤでも突然タイヤの表面が剥がれる「トレッドセパレーション」が発生しました。気付かない箇所に傷があり、内部の腐食があったのかも知れません。
 経過年数が長くなるほどこれらパンクやタイヤの異常が発生するリスクが大きくなるため、使用頻度が少ない場合でも積載量が多くなる。高速での走行。長距離を移動をする予定がある場合。スタッドレスタイヤでは凍結路面を走行する場合にはタイヤ交換を検討した方が良いです。
 所感として、いくら状態が良いタイヤでタイヤへの負荷が小さい街乗りなどスピードを出すことがない使用でも最長10年という期間を区切り、諦めて交換しておくことをお勧めします。
 高速道路や長距離をに使用する場合には命に係わることですのでより短い期間での交換をお勧めします。