刈払機エンジンがかからない原因と対策は
果樹園の草刈りに本年初のとなる刈払機を使用しました。
安物な上に既に10年を超える機械ですが、滞りなくエンジンがかかり除草を行いました。
エンジンがかからない。又は、かかり難い原因の多くは知っていればとても簡単なことです。
ガソリン及び混合油を使用する機械のエンジンの始動不良の多くは、燃料の扱いに原因があります。
特に冬季等のシーズンオフに燃料を入れたままにしておくと、
燃料が気化した後に残るタール?のような物でキャブレタが詰まり、
これが原因でエンジンが始動できない。または、徐々にかかり難くなります。
これを防ぐためには、長期間使用しない時には必ず燃料を空にして保管しておきます。
または、使用について必要分のみ給油し、ガス欠になるまで使い切るということを心がけることで、簡単に予防できます。
現状がかかりにくい程度の状態であれば、
エンジンがかかるうちに使用する混合油を清浄剤入りを強調している割高の燃料に交換し、
使用後に必ず燃料を抜く。
または、ガス欠まで使い切ることを心がければそれなりに改善します。
とは言え、数回試して改善しなければ掃除しないとだめですね。
もし試すときは、ホームセンターで1㍑缶500円程で売られていまので、1本購入で十分です。
やってみる価値はあるかもしれません。
なお、清浄剤入りと書いてあっても劇的に変わる物ではありません。
かかり難いエンジンであれば、気持ち改善したかも・・・という程度のものなので、過度の期待は厳禁です。
既に全くかからないのであれば、分解してパーツクリーナ。
キャブレタクリーナーを使用しての掃除となります。
通常、燃料さえ気をつけていればそのようなことにはなりませんので、ぜひご注意を。
私も昔知らなくて、何台もエンジンがかからなくなり買い替えや修理をしていましたよ。
今思えば高い勉強代でした(-_-;)
追記:空冷2サイクルエンジンで燃料をガス欠まで使用する際、
刈払機ではあまり聞きません(聞いたことがない)が、
チェンソー等ではエンジン全開状態で突然停止することにより、エンジン内部が最高温の状態で突然止まることにより焼けつくでことがあります。
ガス欠の兆候が表れたらアイドリングにして、停止を待つ。
ガス欠が近くなったら出力を絞り7~8割程度で作業をすると、焼け付けを防止することができます。
刈払機のメンテナンスについて詳しくは、
農業機械メンテナンスナビ
>刈払機のメンテナンス方法