梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

油粕はカビが生えることで発酵し、良質な肥料として土壌を豊かにします。

油粕
 梅雨の時期など雨が多い時期に油粕肥料を使用すると白いカビが発生します。

 このカビによる作用で油粕が良質な肥料となり、含有するリン・カリ・チッソ等が土壌を豊かにします。

 梅雨も間近。果樹園に油粕肥料を使用しました。

 油粕を多用し、梅雨を迎えると油粕の全面にカビが発生します。

 カビを目立たなくするためには、

 管理機・トラクター等で土壌と油粕をよく混合することで幾分目立たなくすることが出来ます。

 しかし、それでも油粕の使用が多すぎる場合、土壌と撹拌してもカビが生えてきます。

 化成肥料は雨等の水分で溶けることにより肥料としての効果を表します。

 しかし、油粕等の有機肥料はカビなどの菌の働きにより分解されることで(発酵)効果を表します。

 雨が少なければカビしにくくなります。

 しかし、それだと効果として働く時期が遅くなるため、カビを歓迎してあげましょう。

 とは言え、気持ち悪いのも事実です。

 気持ち悪いというだけで、害はありません。

 鉢植えなどカビが目立ち、どうしても嫌な場合は、

 「発酵油粕」なるすでに発酵済みの物も市販されているそうです。

 これを試すと良いかもしれませんね(^.^)

 なお、管理人は本職のため質より量の力押しです。

 コストパフォーマンス最大重視で、通常の油粕を驚くほど大量に使用しています。

 油粕については、

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