梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

果樹園の冬仕事に防風林の手入れを行いました。


 果樹の農繁期も終えたことから、

 本格的な冬を迎える前に防風林の手入れを行いました。

 高さ10m程度の杉の木を約5m程度に切りそろえました。


当果樹園は風邪対策に杉とサンゴ樹による防風林を利用しています。

 防風林に杉を利用する場合、

 杉の木は天井知らずで上へ上へと伸び続けます。

 また、

 日当たりの悪くなった個所は枝が枯てしまし、

 暴風林として必要な低い個所の風よけ効果がなくなります。

 このため、果樹園の風邪対策としては扱いずらい樹木です。

 しかし、

 安価で成長の速い杉はそれなりに重宝され、

 当果樹園でも多く利用しています。

 杉の木の作業を真冬に行うのは、

 雪や凍結の影響。

 低温による影響で作業し辛くなるため、

 この時期に行いました。

 作業では、

 林業用の梯子と林業用安全帯を用い、

 チェンソーで先端部分を切り落としました。

 作業した杉の木は約10年前に5m程度に揃えており、

 どれも今回が二度目の作業。

 地上高5mの地点で幹の太さが20cm以上もある成木ばかり。

 切りそろえることで果樹園の日当たりも改善され、

 また杉の木の根元まで日差しが入るようになりました。

 切り揃えた杉は、これでまた10年は防風林として役目を果たしてくれるはずです。


 ※木の上でチェンソーを使う行為は、

 熟練者からの手解きと専用道具がないと危険です。軽く考えて真似はしないで下さい。
  


 作業について詳しくは、

 防風林ナビ > 防風林の手入れ方法