防除に活躍したスピードスプレーヤーなど、農業機械の片付けを行いました。
秋季防除も終えたことから、春から活躍したSSことスピードスプレーヤー。
収穫に使用したクローラー運搬車。
自走式草刈機などを洗浄と防錆対策を行い片付けを行いました。
梨農家にとってスピードスプレーヤーは最重要の農業機械。故障を防ぐため冬の管理は重要です。
水を多用するスピードスプレヤーは凍結対策だけでなく、水による腐食も多い農業機械です。
特に普段目の届かない下回りは、シャーシブラック等の塗装がはがれた箇所があるとたちまち錆びて腐食が進みます。
丁寧な洗浄を行い良く乾かし、塗装のはげた箇所にはグリスにより防錆対策を行いました。
クラッチ等の軸の錆止めでは、グリスニップルがついた注油箇所に新しいグリスを補充することで古いグリスを押し出し、古いグリスに交じる水分を丸ごと押し出しました。
これは収穫に使用したクローラー運搬車。
荷台が金属製で使用すると至る所で塗装が剥げて錆びるため酷い箇所には錆止めに簡単な塗装を行いました。
また、クローラーの転輪をきれいに洗浄したので転輪内にグリースを補充しました。
これは自走式草刈機。
特に回転刃のカバー内側に土が付着することで錆が進みます。
土には塩分が含まれることで錆の原因となるため、泥を可能な限り落としてよく乾燥させてグリスかけました。
この他、メンテナンスにあわせて消耗する動力伝達等のVベルト。ワイヤーの錆や解れを確認しました。
古い農業機械では、摩耗する消耗パーツがある機会については、秋の片付けの際に簡単なチェックを行うことで使用時期でのトラブルを防止することが出来ます。また、秋に気付けば冬の間に慌てずに修理が出来ます。
農業機械の防錆については、
オイルスプレーやグリース。塗装。シャーシブラックなど様々な方法があります。
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