手押し式肥料散布機で苦土石灰を散布。手押し式では粉石灰の散布は難しく粒石灰の散布が適していました。
写真:粉石灰20kg
手押し式肥料散布機を使用して石灰肥料を散布しました。
果樹栽培のうように広範囲に広がるように散布する場合、粉での散布範囲が狭いため顆粒散布が実用的でした。
使用した手押し式肥料散布機は、散布範囲が横方向にも広がる広範囲タイプ。製品説明によると顆粒状の他、粉散布にも対応した製品となっています。
使用してみたところ、残念ながら苦土石灰の粉では散布範囲が極端に狭くなるため果樹での使用では不向きでした。
苦土石灰の顆粒タイプの散布では散布幅が5メートル程だったのに対して、苦土石灰の粉での散布幅は1メートル程。
園芸の土作りで畝幅で考えれば十分ともいえる散布でしたが、果樹栽培での散布では不向きでした。
同じ粉でも油かす肥料では散布幅が広かったため、肥料の形状だけでなく比重や粒子の細かさでかなり影響をうけるようです。
特に苦土石灰の顆粒タイプでは、消石灰の顆粒より比重が大きく、粒の粒子も大きい傾向にありました。
このため、以前に高度化成肥料に使用した以上に広範囲に散布することが出来、非常に適していました。
石灰肥料の使用について
果樹栽培では、果樹栽培ナビ > 果樹の栽培方法(梨の育て方) > 農業の土づくり
> 土壌改良1(石灰の使用)
なす・きゅうり等の菜園については、園芸栽培ナビ > 園芸の栽培方法(準備編)
> 園芸の土作り
使用した散布機は、㈱和コーポレーションのマルチ散布機 60L ( KT-60PRO)です。
この散布機については、
農業機械メンテナンスナビ>農機具のメンテナンス方法
>手押し肥料散布機の組立方法