草木灰の効果は石灰の代わりのアルカリ剤の他、カリウム肥料、殺菌剤やヨトウムシ等の予防・殺虫剤として使用できます。
剪定等の枝(木)を燃やした灰は、
草木灰の中でも酸化カルシウム成分比率が大きい強いアルカリ剤となります。
藁やもみ殻等(草)をを燃やした灰は、
草木灰の中でも酸化カルシウム成分比率が小さいアルカリ剤となります。
このアルカリ分により、殺菌剤や殺虫剤としての効果を得ることが出来ます。
管理人の果樹園では、剪定作業で発生した大量の梨の枝を燃やすことで得ることができます。
元が木ばかりのため、土壌中和に使用するにもアルカリ性が強すぎて扱いずらい肥料となってしまいます。
これに対して藁や草を燃やした草木灰はアルカリ性が程々のため、使用し易い草木灰となります。
代表的な使用方法としては、
・石灰の代わりとしてPH調整に使用する。
・カリウム肥料として使用する。
石灰と比較すると、カリウム補給だけでなく、土壌が固くならないと言われています。
有機農法の殺菌剤・殺虫剤として使用では、
・うどんこ病等に対する殺菌剤
葉面にふるいで薄く振りかけて使用します。朝露で溶けてアルカリ分が発揮されることで殺菌作用が働きます。
・殺虫・虫よけ剤として葉に振りかけます
アブラムシ、ヨトウムシ等の虫よけ効果があり、成虫が寄り付かずないことで産卵がなく、予防できます。
・殺虫剤として地面に撒く
地表面に薄く撒くことでヨトウムシの駆除することができます。
詳しくは、
果樹栽培ナビ > 果樹栽培の肥料
> 草木灰の効果と使い方