梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

スクレアフロアブルを初使用。フロアブル剤ですが溶け残りに注意が必要です。


 新規農薬であるスクレアフロアブルを初使用しました。

 薬液が白色でありながら容器も白色のため、目盛りによる使用量が判断できなかったため、農薬の計量に初めて計量カップを使用。

 開封前にかなり容器を振っても固形物が残り、スピードスプレーヤーの撹拌性能では溶け残りが発生しました。


降雨と低温が続き、黒星病被害が広がる恐れがあることから先日当ブログで紹介した新規農薬スクレアフロアブルを初めて使用しました。

 使用上で感じたことは次の通り、

 色・・・乳白色

 撹拌性能・・・
 フロアブル剤でありながらかなり容器を振っても固形物があり、濾し網に白い固形物が残る。
 固形物が残った時、スピードスプレーヤーの撹拌で薬液を全て散布した後まで残り、スピードスプレーヤーの撹拌性能では十分に撹拌することが出来ない。
 固形物は濾し網上で、指で潰すなどの処置が必要であった。
 なお、容器はSSのタンクに水が溜まる間降り続けていた・・・

 匂い、刺激・・・特に異臭及びかぶれ、目の違和感を感じない。

 計量・・・
 容器及び薬液が白いため、目盛りによる投入量の判断し難い。
 容器の大きさや厚みの問題か、同じ白い容器と白い薬液の組合せであるインダーフロアブル。アンビルフロアブルと比較しても判断し辛く、初めて計量カップが必要となった。


 今回、防除暦の年度途中に組み込みの為、同系統のアミスター10フロアブルの代わりに使用。アミスター10フロアブルは、来年の在庫となりました。

 混用については、先日モスピランと展着剤を混用して薬害が出た話を頂いたため、単剤のみで使用しました。

 混用できない状態での使用は、やはり労力が大きくかかるため今後の課題ですね。

 混用事例が待ち遠しいことを痛感しました。