雹や霰により被害を受けた梨の摘果。僅かな霙(みぞれ)でも幼果に大きな被害を受けています。
開花時期や幼果に降る雹(ひょう)や霙(みぞれ)。
降雨に混じる僅かな霙でも梨の幼果に大きな被害を受けます。
特に新梢がまだ短いゴールデンウィーク頃までは幼果に大きな傷を残すため、摘果作業では注意が必要です。
今年のゴールデンウィーク、残念ながら当果樹園では霙が降りました。
しかし、一見すると葉や幼果に霙等の跡がないため摘果作業ではいつも以上に慎重さ作業が必要となります。
大きな雹や地表が白くなるような霙が降ると梨の幼果等が被害を受けたことは解り易いです。
しかし、雨に僅かに混じる霙では、知らずに梨の幼果が被害を受けていることがあります。
小さな被害を受けた幼果では、被害直後に目視で被害状況を確認することが出来ません。
しかし、幼果が成長するにつれ被害跡は大きくなり歪な果実となってしまいます。
被害果が摘果作業で適切に除去するには、霙が降ったと思われる直後の摘果作業は行わないことです。
被害状況が目視し易くなるまで待って摘果作業が行うことが大切です。
作業は霙が降ってから期間を空けるほど判別し易いですが、幼果は成長が早いため1週間程から判別し易いなっています。
天気予報を見て霙等の疑わし日があったときは、摘果作業を慌てないことが大切です。
なお、新梢が伸びた5月中旬以降からは多少の霙では新梢の葉に幼果が守られているためあまり気にする必要はありません。
梨の降雹・霰・霙被害のの幼果について詳しくは、
果樹栽培ナビ > 果樹の栽培方法(梨の育て方) > 梨の摘果
> 梨の摘果の方法