トラクターの尾輪をヤンマーからイセキへと移植。軸径が合わない点はゴムマットを挟みました。
先日から水田使用のイセキトラクターを畑使用に変更のため、ヤンマートラクターの尾輪をイセキトラクターに移植しました。しかし、取付けるイセキトラクターの尾輪取付軸の内径は大よそ41㎜対して、外した尾輪の軸は大よそ38㎜。約3mmと大きなガタツキがあったため、暑さ1㎜のゴムマットを巻いて取付を行いました。
元々メーカーが違うものであるため、取付ける軸径。取付ボルトのサイズ。軸の長さなど様々な点で大きく異なる尾輪。
取付ボルトのサイズ。軸の長さについては使えるサイズと取付位置の変更で容易に調整が可能です。
しかし、負荷が直接かかる取付軸についてのガタツキは深刻。長期使用を考えると非常に大きな問題です。
軸の隙間にゴムマットを使用することでガタツキが軽減されるだけでなく、制震効果も期待。負荷も分散されるため長期使用でも十分耐えることが出来そうです。
と、安心したのもつかの間。いざ付けて取付けて動かしてみてビックリ。
なんと、尾輪を支えるアーム(デプズビーム)の根元の取付ボルトが本来の物ではなく、代用品が使用されていました。
このため、せっかく取付けた尾輪もデプスビームのガタツキのため十分な機能を果たすことが出来ませんでした。
イセキトラクターは水田使用の中古品であったため、デプスビームを使用することがなく、紛失したボルトを適当な代用品を使用していたのでしょうね。
デプスビームの取付部のボルトは軸受のカラーを挟んだ特殊な物。
尾輪のように高価な部分でもないため、素直に部品の注文を行い補修を行いました。
なお、全うな手段で尾輪の取付を行うと新品で5~6万円。
運良く同じサイズの尾輪をヤフオク等のオークションで購入出来れば1万円程というところでしょうか。
手間がかかりましたが諸々で数千円で終えることができました。
古いトラクターを使用すると、尾輪の破損等のトラブルはつきものなだけに、今回のように安価に対処できたのはとても幸運でした。