梨の果樹園は記録的な大雪。果樹への着氷に注意が必要です。
北陸にある我が家の果樹園は、記録的な大雪に見舞われています。
度重なる積雪により、大雪の日には交通がマヒ。場所によっては倒木等も発生しています。
果樹園でも梨の樹上や果樹棚。防風林に積雪があると倒木や梨の主枝(幹)が裂ける。果樹棚が潰れる等の深刻な被害が発生します。
果樹棚や果樹に被害を受けるか否かは、降雪時に樹木等に着氷があると深刻な被害となり易いため注意が必要です。
降雪時にマイナス以下の低温や、風が強いと樹上や果樹棚の番線(針金)に積もらず、積雪は地面の上ばかりとなるため、降雪量が多くてもさしたる被害は発生しないことが多いです。
しかし、着氷注意報が発令されるような状況下の多量の降雪は、樹上に積雪するため非常に大きな重量が果樹や果樹棚にかかります。
このような状況下では、被害を防ぐために樹上の雪下ろしを行い果樹や果樹棚を守らなければなりません。
雪下ろしは樹上から雪を下すだけのため、果樹棚や枝を大きく揺らして雪を落とすだけ。
簡単な作業ですが積雪により埋もれた果樹園内を這いつくばって進み、果樹を揺らすため気分は雪山の遭難者の気分です。
また、防風林の倒木は果樹棚を押しつぶす。周囲の道路などに迷惑をかけるなど倒木は非常に厄介です。
これを避けるため、倒木しそうな傾いた木や樹勢が衰えた木は伐採を行うなど定期的な手入れは欠かせません。
幸いにも当果樹園は昨年末に傾いた防風林の伐採を行ったとこであったため、防風林の倒木に関しては心配することなくこの大雪を過ごすことができています。
現時点で当果樹園に大雪に関する深刻な被害はありませんが、北陸での農業関係の被害はかなりのものとなっているそうです。
無事この冬を乗り越えることができるか、大雪警報や注意報を見ると心配です。
大雪の後には素晴らしい春が来てもらいたいですね。