あきづき梨を収穫開始。その特徴は酸味が少ないことで甘く、大果で日持ちもするため贈答に最適な品種です。
梨の後半の主力品種であるあきづき梨が当果樹園でも収穫時期を迎えました。
他の品種同様、猛暑による小粒傾向があきづき梨にも表れ、本年のあきづき梨は過去で最も小粒傾向となりそうです。
赤ナシのあきづきは、9月中旬からが収穫時期。
先に収穫時期を迎える豊水の収穫期後半と収穫時期が重なるため、市場ではこの時期に豊水梨とあきづき梨の2種類が多くの店頭に並びます。
あきづき梨は、(新高と豊水)と幸水を掛け合わせて晩生種。
その最大の特徴は、糖度は豊水梨と同程度の12~13%であるのに対して、豊水梨の特徴である酸味を殆ど感じないことです。
このため、同じ糖度でもあきづき梨の方が甘く感じることができます。
酸味により後味がすっきりする豊水梨に対して、後味まで甘みが残るあきづき梨と言った感じです。
また、新高の系統からのおかげが、常温で10~14日ほど日持ちがするため、発送などによる贈答利用にも適している品種です。
後味がさっぱり、シャリシャリした食感が良い豊水。
酸味が無く甘みを感じやすい、果肉の肌理が細かく食感が良いあきづき。
どちらもとても美味しい品種ですのでぜひその違いをお楽しみください。
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