キウイの開花が合わないため雌花が散りはじめ。雄花が数輪開花したことからなんとか授粉作業ができました。
ゴールデンキウイの雌花は数日前より開花が始まり満開を迎えたころに気温が低下したため、雄花の開花に向けた動きが停滞。このため、本年のキウイは雄花と雌花の開花時期が例年以上に間が空きました。
既に雌花が散り始めていますが昨日の高温の影響か本日ようやく数輪(5輪ほど)が開花しました。
このため、雨が降る前に人工授粉を実施。雨に濡れると授粉しても結実への成功率は下がるでしょうが、なんとか授粉作業を行うことが出来ました。
キウイフルーツの多くは、雌花と雄花の咲く時期が異なるため相性が余程良くないと自然受粉が難しい果樹です。
特にゴールデンキウイの開花時期が異なるのは顕著です、自然受粉に頼ると全く結実しないということはよくあります。
また、人工授粉を行おうとしても雄花が間に合わずに断念することもあります。
今年はまさにそのような年になる所でしたが、何とか開花が間に合いました。
キウイの雌花は本日から明日の大雨を過ぎたころには、受粉する能力を失いほぼ散るころ。まさにギリギリのタイミングで受粉できたという感じです。
受粉作業後、約3時間ほどで雨が降ってきたため結実に至る果実は減る見込みですが全く実らないという事態はなんとか回避できたようです。
このようは事態を防ぐには、雄花・花粉を冷凍保存しておくと開花が大きく遅れても冷凍保存しておいた前年の花粉を使用して受粉することができます。
当園でも冷凍していたのですが、ここ10年冷凍した雄花を使用することがなかったため、冷凍した雄花を切らしていたため大変焦りました。
やはりキウイの雄花の冷凍保管は大切ですね。
雄花の開花が遅れていても受粉させるには、
果樹栽培ナビ > キウイフルーツの育て方
雄花・花粉の冷凍保管の方法については、
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