幸水梨が最盛期。人気があり広く栽培され流通量が多い赤ナシの代表新種です。
梨の収穫が繁忙期を迎え、早生品種から当園主力品種である幸水梨の最盛期を迎えました。
幸水梨は全国で広く栽培され生産量は全体の約40%にもなる代表品種です。
また、その特徴として果汁が多く、酸味がほぼないことからその甘味を感じやすいため人気ある品種です。
本年は春先の低温の影響により梨の開花が遅れたため、昨年と比較して約1週間ほど遅れて果実が熟しています。
このため、ようやく幸水梨が最盛期となりました。
昨年に続き、物価高が進行したことで栽培にかかった経費も増大。
現在の所、市場も物価高を反映した流通価格となり、高止まりの状態です。
消費者としては昨年より値段が上がることは気なる所でしょうが、実際にかかった経費もかなり増大していることから、流通価格は生産者にとって死活問題。
供給過多となり市場が一昔前のあったような低価格となると、現在では梱包資材や運搬費が高騰していることから出荷事態を考慮する。そんなご時世となっています。
本年の果実の出来としては非常に良く、ぜひ味わっていただきたい自慢の出来となりました。
多くの方にその価格に見合う味であると満足して貰えればと切に願っています。
梨の主要品種の糖度について、
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