早生品種のミカンを収穫。高温による影響で北陸も年々甘いミカンが収穫できるようになりました。
梨の果樹園の隅で趣味栽培している早生品種のミカンの収穫を行いました。
早生品種のミカンは1本ながら、約200個程度のミカンを収穫することができました。一昔前まで北陸ではミカンを育てても適地ではなく酸っぱいものしか収穫できないと認識されていました。しかし、近年は市販されている程度の甘みを持った美味しいミカンを収穫することが出来ます。
今年も夏季は連日の高温により暑い夏を過ごしました。
高温により多くの農産物が影響をうけ、梨栽培においても新高梨。次いで新興梨が影響を受け、特に新高梨は当果樹園ではほぼ壊滅的な被害を受けました。新高梨が壊滅的な被害を受けるのは2年連続となります。
幸い当果樹園では主力品種ではないため金額的な被害は小さいものの、本年で新高梨の木は伐採して栽培をやめる予定です。
一方、高温により良い影響を受けたのが趣味栽培のミカン。
昨年に続き非常に出来が良く、十分な甘みを持った美味しいミカンを収穫することが出来ました。
北陸は降雪地域であるため、収穫が12月末からとなる晩生品種では降雪や凍結により十分に熟す期間を得ることが出来ず、美味しいミカンを収穫することは難しいです。
しかし、収穫が10月中旬からとなる早生品種であれば以前から栽培が可能でした。しかし、中々甘みを得ることが出来ず、酸っぱいものが多い地域でした。
これが温暖化の影響か年々改善がすすみ、遂に昨年と今年は市販品に負けない甘みを持ったものが収穫できるようになりました。
温暖化により農産物の適地は年々北上していますが、数十年後には北陸はミカンの産地となっているかもしれませんね。恐ろしい話です。
それはさておき、今は美味しく収穫できたミカンを喜び、楽しみたいと思います。